自治会という学問

自治会(町内会)を真剣に考えちゃうぞ

いざ、自治会の役員会議へ!

私は2012年(平成24年)に今の家に引っ越し、3年後に組長が回ってきた。

その時のことから書くと長くなるのだけど、かいつまんで書いておきたい。

犬たちとのんびり暮らしたいと思って戸建てを探し、この家を見つけ購入した。

売主さんが町内会に入ること前提でお話をされたから、あまり疑問にも思わず当時の組長さん宅へ入会申し込みをしに行った。

 

最初に払ったお金は、自治会加入金5000円、防犯灯維持管理費5000円、集会所負担金15000円、自治会費(月額)500円、夏に引っ越したので自治会費は6ヶ月分の3000円で、合計で28000円にもなった。高いよね。

その時売主さんは、防犯等維持管理費と集会所負担金は家を建てた際に支払ったから、払わなくていいと思うと言われたため、組長にその問い合わせをしたところ、「町内会長に直接聞いてほしい」との返事だった。

町内会長(男性:おそらく70代)に電話でお伺いをしたら、「売買で手に入れた家なんだから、払うに決まってるだろう!あんたみたいな若いのがいるから、日本がダメになる」と頭ごなしに言われ、「払いたくないわけではなく、どちらが本当なのか知りたかっただけです」と返事をしたら「ああ、そうなの」とのことであった。

 

それから3年経ち、組長が回ってきて、組長会議に行ってみたら町内会長は別の人(男性:60代)に変わっていた。

以前の人に比べ民主的な人だと思った。ちなみに、間で何回か人が変わったが、今年度もその人が会長をしている。

2015年(平成27年度)に組長を1年して、なり手がおらず、2016年(平成28年度)の副会長を頼まれた。渋々OKし、当時は会社勤めをしていたため本当に大変だったがなんとかやり遂げた。

その次の年も副会長をやってもらえないかと会長はじめ次に副会長を選出する組の組長さんからも懇願されたが、丁重にお断りして、7年が経った。

その間も犬の散歩中に会長とばったり会っては、お話を聞いたり、世間話をして過ごしてきた。

 

そして2023年(令和5年度)の夏、町内でばったり会った会長が痩せて小さくなっていたことに驚いた。

聞けば、組長会議で毎回揉めて、参っているとのこと。

もともと小柄な方だが、現在70代の会長は背中を丸くし、元気がなかった。

 

この数年、役所で仕事をして色々な人に関わり、産業カウンセラーとしてクライエントと向き合ったりする中で、自治会(町内会)は0歳から100歳くらいまでが存在していて、会社とは違ったコミュニティととらえると、面白い集まりだなと考えるようになった。

主人は「たまたま近くに住んでいるというだけのこと。自治会などなくなっても構わない」と言うが、そう簡単に無くせるものでもない。

 

私は、自分の考えを聞いてもらいたかったので、役員会議に出向いた。

もちろん、会長から来てほしいと言われたからだった。